切らずにハイフで確実にリフトアップさせる形成外科専門医のウルセラ

ウルセラの治療間隔-二回目はいつが最適?

サーマクールとウルセラの違い~最適な治療間隔は?
サーマクールのガイドラインでは、治療間隔を6か月以上開けることを推奨していますが、ウルセラでは決められた治療間隔はありません。
それでは、ウルセラの最適な治療期間はどの位なのでしょうか。

●サーマクール:8~10ヶ月

サーマクール
治療の効果が残っている状態で施術をすることにより、さらに効果がプラスして期待できるため、サーマクールの場合は6か月間隔で施術する事がベストと言えます。

しかし日常のメンテナンスとして続けていくためは、経済的観点から費用対効果が良いに越したことはありません。
6か月より6.5か月、もう少し頑張って7か月、どうせなら8か月・・・少しでも治療間隔が長いほうが経済的です。
ところが、効果が消失してしまってからでは積み重ね効果が出ないため、あまり治療間隔を空けてしまうと肝心の効果が消失してしまい、同じことの繰り返しとなります。
なるべく経済的に、かつ効果的な時期はいつでしょうか。
当院では、費用対効果の観点から、サーマクールの治療間隔は8-10か月をお勧めしています。
(当院の施術を受けられた方のみに適応される考えです。出力が低い治療では8か月後には効果は消失しているかもしれません。)

●ウルセラ:1年~1年3ヶ月、又は6ヶ月

ウルセラの場合は、現在進行形で各施設で試行錯誤されている段階ですが、最新の知見では、最初の施術から3-6か月後に2度目の施術を行うことで、より効果が出るだけでなく持続期間も延長する事が報告されています。
それでは2回だけでなく、間隔を詰めて3回の施術を行った場合は、さらに効果が出るか・・と言えば、おそらく正しいのでしょうが、推測の域を出ないのが現状です。

極論をすると、ウルセラとサーマクールの違いは、6か月以内に施術を重ねて出来るかどうかになります。

サーマクールでは、一度施術した部位には必ず二回目の照射が作用します。(図上)
そのため、6か月間のセイフティ・マージンが設けられています。

ウルセラは小さなスポットで作用するため、同じ部位に施術を重ねても、同一スポットに作用する可能性は極めて低くなります。(図下)
そのため、理論的には短期間で何度照射しても安全に繰り返して治療を行うことができるのです。
(実際には1回の治療の急性炎症期が過ぎる1か月は開けたほうが良いと思われます。)

従いまして、経済性を優先した場合は持続期間から1年~1年3ヶ月、効果を優先すると、2回目は5,6ヶ月が良いのではないでしょうか。

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