サーマクールの方が広い範囲に治療可能
どのような治療でも万人に評価されるものはありません。
例え同じ治療結果でも、「とても良い」逆に「全く良くない」評価をされる方が必ずいらっしゃいます。
その原因として、治療の反応(個人差)、治療への期待度の大きさ、費用対効果、作用の正確な説明、患者さんの治療の経験値、医院やスタッフの対応など、様々な要素が複合的に関係しますが、「全く良くない」という評価をされる方は、治療前の医者の説明に問題がある事が多いと考えます。
一般の医療でも、不十分なインフォームドコンセト(充分な説明と同意)は医療トラブルの一番の原因となります。
患者さんに「全く良くない」と評価をされるような治療は行ってはいけないと考えるため、当院では一般的には考えられない様な時間をかけて治療のカウンセリングを行っています。
以上は治療全般に言える事ですが、ウルセラの効果を評価する場合には、特有な状況がある事を理解しなければいけません。
ウルセラの効果(プライベートクリニック吉祥寺の見解)
ウルセラは2-3ヶ月かけて徐々に収縮(引きあがり)作用が出現してきます。
その作用機序はコラーゲン繊維の増生による「瘢痕拘縮」によるものであり、熱を加える事により必ず生じる反応です。
そのため、かなりの熱を皮下・筋膜に作用させるウルセラ治療では、治療作用が全くないという事はありえません。(特に当院では通常よりショット数を多くし、効果がより出やすいようにしています。)
しかし、治療作用が外見的に分かりやすい方、分かりづらい方がおり、その違いが「効果には個人差があります」となります。
また、作用が2~3ヶ月かけて徐々に出現するという事に、ウルセラ治療の評価のポイントがあります。
【治療前】ー【治療3ヶ月後】
この変化が一日で出ればとても効果が実感できる治療です。
しかし、実際は3ヶ月かけて少しづつ変化するため、変化が分かりにくくなります。
誰でも前日の顔は記憶にありますが、1ヶ月前の顔はよく覚えていません。
ウルセラの効果を実感する時は
- 他人から指摘される
(小顔になった?若くなった?やせた?etc..) - ふとした拍子に実感する
(例えば電車の窓の自分に気がつく(毎日見るものではないため) - 何となく
(どこがどうなった、とは説明できないけれども調子がいい) - 1年たって効果がなくなった時に実感する
(効果が出ていたんだ・・) - 治療前の写真と比べた
のパターンが殆どです。
以上のような治療経過を、治療前に充分に説明されて治療を受けられた方と、不十分な説明のまま治療を受けられた方の評価は非常に異なるでしょう。